背中は自分では見えないですが、どのような肌状態になっているか知っていますか?背中が大きく開くドレスを試着して驚いてしまったという声も良く聞きます。
夏になると、背中が空いた服も流行っていますし、水着になることもありますよね。あなたの背中は大丈夫ですか?
背中が黒ずむ原因とその改善方法を見てみましょう。
背中が黒ずむ原因
紫外線
海やプールに行くと、普段は隠れている背中も紫外線にさらされることになります。
日焼け止めクリームを塗ろうとしても、なかなか自分ではきれいに塗ることは難しくなってしまいます。塗り忘れも出てきてしまいます。
そして、顔であれば、日焼けをしてもその後の美白ケアをすることもできますが、背中は自分では手も届きにくいため、そのままにするのがほとんどです。
そうなると、メラニンが生成され続け、シミやそばかすとなってしまうのです。
ニキビ
背中は実は、皮脂が多く分泌される場所です。毛穴に皮脂や汚れが溜まってしまうと、酸化して、毛穴が黒ずんで見えてきます。角栓がたまっている状態です
角栓をそのままにしておくと、ニキビが出来てしまいます。
背中は服によって、蒸れることも多くニキビが出来ると悪化もしやすくなり、治りにくくもなっていまいます。
そうなると、ニキビの炎症が治まったとしても、ニキビ跡になってしまい、それが肌の黒ずみに見えてしまいます。
下着や服による刺激
背中は下着や衣服といつも接していることが多くなります。服とこすれる摩擦が刺激になったり、汗をかくことで蒸れてしまい、雑菌が繁殖しやすくなったりしています。
それは、ニキビや炎症の原因になり、黒ずみへと変わっていきます。肌の刺激から守ろうとして、メラニンが生成されてしまうからです。
ブラジャーによる締め付けも、肌を圧迫して刺激になっているので、ブラジャー跡にそって、黒ずみができるということもあります。
洗い方
背中の汚れをキレイに落とそうとするために、ゴシゴシとこすっていませんか?ナイロンのボディタオルが強い刺激があり、さっぱりして好きな人は危険です。
肌が過度にこすれることで刺激になり、メラニンが生成され、徐々に黒ずみへと変化してしまいます。
また、シャンプーやトリートメントの洗い残しが背中に残ってしまうことが原因で黒ずみができてしまうこともあります。
充分に洗い流せていないと、それがニキビの発生やかゆみにつながってしまうのです。
背中の黒ずみの改善方法
スキンケアをする
背中はなかなか手が届きにくいですが、美白成分や保湿成分が配合された化粧水やジェルなどを塗るスキンケアがおすすめです。
保湿されて肌のターンオーバーが正常に行われることで、肌のメラニンが排出されやすくあるので、美肌、美白効果が上がりやすくなります。
スクラブを使って、古い角質や汚れを取ることもおすすめです。ツルツルとした肌になり、化粧水やジェルの浸透も良くなります。
洗い方に注意する。
ナイロンタオルでゴシゴシと洗うのではなく、綿やシルクのように肌ざわりが良く、優しい素材で、力を入れずに洗うようにしましょう。
泡立てて、手で洗うだけでも良いくらいです。
あまりに洗浄力が強いものだと、必要な皮脂まで取ってしまうので、肌に低刺激で、保湿成分が配合されているような石鹸やボディソープを選ぶようにしましょう。
>黒ずみに良い石鹸やボディーソープについて見る
すすぐ時には、シャンプーやトリートメントの洗い残しがないようにしっかりと流すようにします。
髪の長い人は特に、髪をゴムやピンでとめるようにして、背中に髪が当たらないようにしておきましょう。
下着や服の素材を選ぶ
衣類を選ぶ時には、天然素材の綿やシルクのように、肌に当たる感じが柔らかいものを選ぶようにしましょう。
背中は汗をかきやすい場所です。寝汗も知らない間にたくさんかいてしまっています。吸水性、通気性が良いのも、天然素材のものです。
クリニックを受診する
背中のニキビ、シミの改善がなかなか自分でできない場合は、皮膚科や美容皮膚科でレーザーやピーリングなどの治療を受けることもできます。
>レーザーの効果について見る
>ピーリングの効果について見る
自分ではできないケアをしてくれるので、高い効果が期待できます。ただ、費用が高額になる場合もあるので、納得してから始められるところを探しましょう。
背中の黒ずみをキレイにしよう
背中は普段、衣類に隠れているので守られているような気がしてしまいます。
しかし、手が届きにくい、視界に入らないということで、気が付いたら黒ずみができてしまっていたということが良くあります。
ニキビや紫外線、服による刺激、洗い残しなどが原因で、背中の黒ずみはできてしまっています。そして、黒ずみの原因はメラニン色素によるものです。
解消するためには、セルフケアでもできますし、なかなか治らない場合は、クリニックに行くという方法もあります。
背中の状態に早く気付くことも大切です。背中の肌状態を見て、自分に合ったケアをしましょう。
急に背中の開いた服を着る時でも大丈夫なように、背中の黒ずみをキレイにしておきましょう。